ばっしー#1
今回はU-NEXTパイレーツ所属・ばっしーこと石橋伸洋プロの登場した、「麻雀の匠 石橋伸洋#1」の内容に沿ってお送りしています。
ネタバレが嫌な方は先に動画からご覧ください。
https://youtu.be/dJc5ttjr_Rc
石橋さんはMリーグでも切りリーチでまたぎの待ちはないと見せて、ゼウスこと鈴木たろうプロから直撃したような、奇策を用いるイメージがあります。
そんな石橋さんは東一局、二本場、西家からのスタートになります。(なんでや?と思うでしょうが理由は後でわかります)
ドラ西家配牌
配牌から想像されるのはドラを使ったピンフです。
が重なるとポンして2000点をアガりにいく選択もあります。
配牌のシャンテン数(14枚時)の平均シャンテン数が3.15と言われていて、この配牌はすでに3シャンテンで、平均よりは少し早い方だろう、というのがわかります。
仮に点数が安くなっても他家の親やリーチを流しにいくような手になるだろう、という想定ができます。
では、石橋さんの手順を追ってみます。
ツモ ツモ切り
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ 打
ここで場を見ると、のうち一枚しか見えておらず、切りとします。
ツモ 打リーチ
とここで、親の捨牌に注目してみましょう。
東家捨牌
このうち手出しがで、手出しでチャンタ・純チャン、ホンロウかチートイツ・トイトイ、あるいはピンズの一色手(ホンイツ・チンイツ)か?となりますが次にでチャンタ系が薄くなり、その次のでピンズのホンイツ・チンイツの可能性も薄くなります。
こうなると可能性は国士無双くらいか?と狭まってくるわけです。(字一色は手出しで否定される、カンツからの切り以外)
リーチ後の石橋さんのツモは
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
このに対面の親がロン!
対面の手牌は
ロン ドラ対面手牌
親の独歩さんの48000点でまた東一局から仕切り直しとなりました。
国士の当たり牌をつかむあたり、石橋さんの本領発揮といったところでしょうか。
では改めて東一局・西家からスタートです。
ドラ西家配牌
この配牌から想像されるのはピンフ、あるいは役なしメンゼンでリーチ・赤のような手です。
タンヤオは?と思う人もいるかもしれませんが、この手に
を引いたりアガリ牌がになるとタンヤオはいつでも崩れてしまうのは意識しておきましょう。
逆にを引けばこの手はタンヤオになるわけです。
配牌から3トイツあり、ここからトイツが増えるとチートイツになる可能性も考えておきましょう。
石橋さんの手順を追ってみましょう。
ツモ ツモ切り
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
この前に対面の親が上家のをポン、石橋さんのをポンしています。
対面の捨牌は
対面捨牌
で、ピンズがまだ切られていませんが、マンズのホンイツの可能性が高いです。
チャンタ狙いならはまだ切らないのとホンロウ狙いならはまだ切らないものです。
次巡、ツモで手牌は
ドラ
となり、対面がポンでカン放銃の可能性が低いからとトイツ落としを決めました。
その後
ツモ 打
ツモ 打
とここで捨牌に注目して欲しいのですが、
東家捨牌
南家捨牌
北家捨牌
と、八枚あるのうち、五枚も切られています。
ここが待ちになればリーチすると勝ちやすいと言えますが(三人の不要牌)、現時点で残り三枚でテンパイまで少し時間がかかるかもしれない、ととらえることもできます。
他家からリーチが入った時、押し返すかどうか迷った時にそれを意識しておくといいかもしれません。
あとはがドラ表示牌含めて二枚見えて残り二枚しかありません。
その同巡、下家からリーチが入ります。
下家捨牌
この捨牌のうち手出しがで、ピンズの切り順が少し変だと感じる(ターツ落としならなどなるのが自然)のとリーチ宣言牌がでこのそばの牌を持っている(のどちらかをトイツ以上)のがわかります。
切りはメンツが完成しているか、、、、、、のような、上(789)か下(123)に寄っている形だろうというのは考えられます。
次巡
ツモ 打
その次巡、対面がツモ切ったに下家がロン。
下家の手牌は
リーチロン ドラ 裏ドラ下家手牌
ドラ一枚に裏ドラが二枚乗った役なしリーチ待ちでした。
今回のまとめ
・自分の必要牌がスジで半分以上切られていたら(八枚のうち五枚切られていた)自分の手のテンパイスピードが遅い=前に出づらい、相手リーチに押さないと判断できる