元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

元メンバーの麻雀講座と独り言

ずんさん#4

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今回も赤坂ドリブンズ所属の「ずん」こと村上淳プロの登場した「麻雀の匠 村上淳#4」の内容に沿ってお送りしています。
ネタバレが嫌な方は、こちらから動画をご覧ください。
https://youtu.be/J12YITq16z4


赤のないRTDルールで打っている前局は

一萬二萬三萬四萬伍萬六萬一筒二筒三筒七索七索八索八索 ロン八索 ドラ二萬 裏ドラ伍萬

と、対面の親が7700点をアガって連荘を決めました。

四家の点棒状況は

東家 35000

南家 16300

西家 23000(村上さん)

北家 25700

の、西家目線で進めていきます。
西家の配牌は

 


一萬二萬一筒三筒五筒六筒九筒九筒一索四索五索六索南 ドラ八索西家配牌

この配牌を見ると123の三色同順もあるかもしれないと思うかもしれませんが、そうすると一萬二萬一筒三筒五筒六筒四索五索六索で四ブロックあり、メンツ候補は足りている計算になります。
123三色を目指すとなると五筒六筒ターツを切ることになり、そこまでするのはやり過ぎでしょう。

ここは三色にこだわらず、一萬二萬一筒三筒ターツより良い受け入れターツができればそちらを優先したい所です。

これを踏まえた上で、ツモと捨牌を追ってみましょう。

ツモ北 ツモ切り

ツモ六萬 打一索

ツモ九索 打一萬

ツモ二索 ツモ切り

ツモ一索 打二萬

ツモ二萬 ツモ切り

ツモ九筒 打南

ツモ六萬 打一索

ツモ九索 ツモ切り

こんな捨牌になる中、三巡目北家の切った発を親がポン。
九巡目、下家からリーチが入ります。

その捨牌は

 


一索白北東二筒中
五筒伍萬北家捨牌

このリーチはヒントがかなり少ない方です。
五筒伍萬が関連牌なのはわかりますが、これが待ちに関係しているかまでは特定しづらく、シンプルに五筒切りからの一筒四筒六筒九筒、あるいはカン八筒伍萬切りから一萬四萬六萬九萬、カン八萬待ち、五筒またぎの三筒六筒四筒七筒伍萬またぎの三萬六萬四萬七萬などは想像ができます。

あとは残りのソーズ、特にソーズの上(7、8、9)の辺りは怪しいと言えます。
ドラが八索であるのも一つのポイントです。


この下家リーチに対して対面の親が一発目に九筒を切って勝負しています。
これは前回も出てきた「リーチに押すのは理由がある」の部分に当てはまります。

 

対面は三巡目に発ポンして攻めているわけですが、親でも発のみ1500点の仕掛けとは考えづらく、ドラ八索がトイツ以上だからではないか、の推測ができます。

実際、この対面の手は

九萬九萬六筒八筒五索六索七索八索八索九索 ポン發發發 ドラ八索

と、ドラトイツのイーシャンテンからの九筒切りでした。
親5800点以上のアガリが見えているから押した、というわけです。

では引き続き、西家のツモと捨牌を見ていきましょう。

ツモ伍萬 ツモ切り

ツモ五筒 打九筒

ツモ二筒 打九筒

ツモ六索 打九筒

 

となり、十三巡目、下家が六索ツモ。

手牌は

三萬三萬四萬四萬四萬八萬八萬八萬六筒七筒八筒七索八索 ツモ六索 ドラ八索 裏ドラ東

役はリーチ・タンヤオ・ツモ・ドラの満貫で2100-4100ツモとなりました。
安目出アガリ(ロン)なら2600の手ですが、高目ツモで満貫になってしまいました。


このリーチであれば、他家側からは押した方が良かったように見えます。
高目ロンで5200点ですから。
対面の仕掛けがドラトイツ以上だろうと見えていれば、リーチ者に入っているドラはトイツまでしかなく、赤のないこのルールであれば満貫放銃の確率も高くないというのが想像できるわけです。(高目六索でやっと5200)


今回のまとめ

・リーチ者だけでなく、他家の押しなどからもドラのありかを想像して打ち進める(押している親がドラトイツの可能性が高くなるからリーチにはドラトイツまでしかない、など)

 


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