ずんさん#8
今回も赤坂ドリブンズ所属・村上淳プロの登場した「麻雀の匠 村上淳#8」の内容に沿ってお送りしています。
ネタバレが嫌な方はこちらからご覧ください。
https://youtu.be/6fzr5mXsFSo
前局は村上さんの切ったが上家の当たり牌で2600点の放銃でした。
ロン ドラ上家手牌
点棒状況は
東家 29600
南家 15300
西家 20400(村上さん)
北家 34700
南三局・西家で迎えた村上さんの配牌は
ドラ 西家配牌
この配牌から見えるのはピンフ、役牌を重ねた1000点、2000点の選択もあります。
この手牌のポイントはの部分。
とのターツ2つと考えるか、とを頭にするかで手牌構成が変わってきます。
では、村上さんの手順を追ってみましょう。
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
ツモ ツモ切り
と、ここで村上さんがをツモ切りしますが、自分ならここで違う牌を切ります。
ツモ時の手牌を見てみると
ドラ 五巡目手牌
村上さんはツモ切りとしましたが、ソーズの形に注目して欲しいのですが、とやツモでリャンメン受けか三面受け(か)になります。
ここにを引いてくるととなり受け(三巡目切りでここが待ちになるとフリテンですが)、あるいはここにを引いてくると受けの三面受けになります。
村上さんはここはポンの3900点でもいいそうですが、まだトップをあきらめる場面ではなく、跳満ツモでトップ目、1600-3200ツモで二着目になれるため、ここは満貫~跳満を見てトイツの落としか切りでも良いんじゃないでしょうか?
個人的にはピンフも見られる落としをおすすめします。
次にピンズかソーズを引いて形が決まったら、もう一方の色を切れば、テンパイ時にピンフがついて役ありになっていざリーチが入れば、ダマテンのままでも出アガリする選択も出てきます。
危険牌を引けばいつでもオリることもできます。
では、村上さんの手順に戻ります。
ツモ ツモ切り
ここで対面の親からリーチが入ります。
捨牌は
対面捨牌
この捨牌のうち手出しがで、特にリーチ宣言牌ので、のそばが手牌にあるのがわかります。
たとえばにがくっついてリャンメンに変化してリーチとか、にを引いてリーチとか、やと何かのシャボ待ちとか、例をあげればたくさんあります。
それこそ入り目(テンパイした時に入った所)と待ちの2つがあるため、マンズ待ちかどうかまでは絞りきれません。
もう少しヒントがあれば、待ちを色で絞ったりもできるんですが。
ここで村上さんはリーチの一発目にツモってきたをツモ切ります。
このを下家が456でチー。
これが自分の手順であれば、六巡目から
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
と、タンピンとチートイツも残る形に受けています。
もう一度、対面の捨牌に注目してみましょう。
対面捨牌
三巡目に切られた手出しのが不要になるケースはやのような形をはじめとして、、、、といった、上下(上:789、下:123)に分断された形もあります。
5切りの2、8待ちのスジひっかけになったり、ペンチャン待ちの3、7待ちのケースも想像できると、不要な放銃をしなくてすみます。
村上さんの手順に戻りましょう。
一発で切りの次巡、
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
このをツモ切った所、対面の親がロン!
対面の手牌は
リーチロン ドラ 裏ドラ
リーチ・リャンぺーコーの12000点アガリでした。
ちなみに、村上さんのをチーした下家は
チー ドラ 下家手牌
となっていました。
次に南家の捨牌に注目してほしいのですが、
南家捨牌
で、ツモ切りなのにその後が三連続手出しで切られています。
よりもが必要になるのはチャンタを目指しているのではないか?と推測ができます。
実際、南家の手牌は
南家五巡目手牌
と、チャンタになりそうでなっていない状態でした。
四家の捨牌は
東家手牌
南家手牌
西家捨牌
北家捨牌
今回のまとめ
・早い5の手出しは手牌構成を読む大きなヒントになる(5が早い段階で不要=12、13、23、78、79、89のどれかが手牌にある可能性が高い)