けんちゃん#11
今回も赤坂ドリブンズ所属・園田賢プロが登場した「麻雀の匠 園田賢#11」の内容に沿ってお送りします。
ネタバレが嫌な方は、先に動画からご覧ください。
https://youtu.be/AnLeD-fArfA
前局は下家の親が対面から12000点をアガりました。
リーチロン ドラ 裏ドラ東家手牌
親が連荘して南四局一本場の北家・園田さん目線で進めていきます。
点棒状況は
東家 34700
南家 500
西家 20400
北家 44400 園田さん
トップ目の園田さんと親の点差が9700点差で親が2600は2700オールツモならトップを逆転されてしまいます。
または親への4800は5100放銃でもトップ逆転になります。
あと、園田さんは西家への12300放銃で三着に落ちてしまいます。
これをふまえた上で見ていきましょう。
園田さんの配牌は
ドラ東家配牌
配牌からドラがトイツ、役牌がトイツでメンツがそろえばポンから鳴いていきたい手牌です。
ポンする時にで1ブロック、で1ブロック、で1ブロックと見ると頭がなくなるおそれがあります。
頭をに取るか
に取るかでこの手の行く先が大きく変わってきます。
また、他で頭を作れるとマンズでもソーズでも鳴けるので楽になります。
もしが鳴けなくてもを重ねてポンする手もあります。
あるいはメンゼン役なしリャンメン待ちリーチもあります。
アガリ形の例は
ロン ポン ドラ
リーチツモ
では、園田さんの手順を見ていきましょうか。
一巡目、上家の第一打をポンして打。
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ 打
ツモ 打でこの手牌。
ポン ドラ北家手牌
があり、ターツ+頭で待ちになれば対面と上家がを切っていてこの二人には不要牌、下家がを切っていて待ちにも優秀だとわかります。
あとは受けは端にかかった待ちで、出アガリするには良い待ちで、が一枚切られていて、情報の少ないピンズ受けよりはマンズ受けを生かしたい形です。
西家が早い切りでこれが孤立牌の可能性が高く、なら切ってくれる可能性が高いと言えます。
だから園田さんもターツはずしを決めたのでしょう。
その直後、下家から親リーチが入ります。
捨牌は
東家捨牌
宣言牌のから、のどちらかは持っているでしょう。
園田さんの手にドラ二枚見えで、ドラが親に入っても最大二枚、赤が見えてないのは少しひっかかります。
親には放銃しないよう、気をつけながら進めます。
次巡ツモ 打テンパイ
ポン北家手牌
切る予定だったが重なって待ちテンパイとなりました。
ツモ ツモ切り
直後親がをツモ切って園田さんがロン。
ロン ポン ドラ北家手牌
これで園田さんの南・ドラ2000は2300点(+リーチ棒1000)アガリとなりました。
持ち点は
東家 31400
南家 500
西家 20400
北家 47700 園田さん
で、園田さんが無事トップになりました。
他家の手牌は
東家手牌
南家手牌
西家手牌
全員の捨牌は
東家捨牌
南家捨牌
西家捨牌
北家捨牌
今回のまとめ
・捨牌を見ながら相手の不要牌(今回は南家と西家の)を見たり、西家の早い切りで孤立牌の可能性を見て待ちが良いと判断する(つまり一枚切れでターツが不要)