ずんさん#5
今回も「麻雀の匠 村上淳#5」の内容に沿ってお送りまします。
ネタバレが嫌な方は、先に動画からご覧ください。
https://youtu.be/8PHkdwpIU_k
赤なしのRTDルールで打っている半荘１回戦。
前局は下家が満貫ツモの一本場をアガリました。
ツモ
ドラ
裏ドラ
村上さんは南家で迎える東四局。
配牌は
ドラ
南家配牌で１メンツ、にくっつけてドラを使って１メンツ、で１メンツ作って３メンツ分は計算できますが、あと１メンツをどこかで作らないといけません。
後のツモでシュンツを作るか役牌を重ねてポンするかする必要がある（もちろん、シャボ待ちの役なしリーチの選択もありますが）というのを踏まえた上で、ツモと捨牌を見ていきましょう。
ここは村上さんと違う見解ですけどね。
ツモ
ツモ切り
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
ツモ
ツモ切り
ツモ
ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ
ツモ切り
ツモ
打
ツモ 打
テンパイ
でこの手牌
ドラ
このテンパイで村上さんはダマ（ヤミ）テンにとります。
さすがに役なしカン
で即リーチするのは無謀でしょう。
ツモでピンフ、ツモでピンフ・イーぺーコー、ダイレクトにツモなら300-500でアガります。
ドラツモでもリーチはしません。
ここで村上さんが捨牌を見ての解説が入ります。
捨牌を見ると
東家捨牌
この親の捨牌のうち、手出しの牌はで特にの後のはよりが必要だったからで、ということはドラ
が重なってドラ2の形、タンピンドラ2といった手になっているかもしれない、と。
手出しでのそば、のそばを持っているのがわかっていて、もうテンパイが入っているかもしれない、と。
実際、親の手牌は
東家手牌
こんなツモり四暗刻、タンヤオ・トイトイ・三暗刻・ドラ３の親倍満、ダマでも24000点テンパイが入っていました。
早い切りでドラトイツ以上の疑いがあり、切りでそばのを持っているのが当たっています。
村上さんテンパイの同巡、対面の北家からリーチが入ります。
北家捨牌
この捨牌で北家はを切っているため、のソバテンならは否定できるので、それ以外の待ちの可能性もあります。
村上さんの目からはが三枚見えていてや
待ちの可能性は薄いと。
対面のリーチ後
ツモ 打
でいったん、テンパイを崩します。
次巡、
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ 打
で再度テンパイ。 ドラ南家手牌
そして次巡、でツモアガリ。 ツモ ドラ
役なしのメンゼンツモ300ｰ500と点棒にすると小さいアガリですが、親の倍満テンパイと北家リーチをかわす良いアガリとなりました。
最悪の場合、親の四暗刻もあっただけに、危ない場面だったと言えます。
他家の手牌を見ると、
ドラ 東家手牌
西家手牌 北家手牌
四家の捨牌は
東家捨牌南家捨牌 西家捨牌
北家捨牌
今回は四家全員がテンパイで、西家の待ちが親の当たり牌で打ち手が違えば24000放銃の未来もあったかもしれません。
北家はリーチ・ドラ2600の待ちでした。
今回のまとめ
・ドラそばの牌（今回は）が中張牌（２～８、今回は）より後に切られる＝ドラトイツ以上の可能性が高い
・３～７牌のツモ切り後の連続手出し（今回は親のツモ切り後の手出し）はテンパイやイーシャンテンなどの早い段階、特にダマテンに注意
