ずんさん#6
今回も「麻雀の匠 村上淳#6」の内容に沿ってお送りします。
ネタバレが嫌な方は、先に動画からご覧ください。
https://youtu.be/6DT54rpaU0k
前局は村上さんが300-500ツモで親倍満と対面リーチをかわす、点数では小さいものの、大きなアガリを決めました。
ツモ ドラ
南入して南一局・東家の村上さんの配牌は
ドラ 東家配牌
メンツ候補は、にくっつけて1つ、、、にくっつけて1メンツ、で1メンツの6つあり、ドラがでの部分は頭で使いたいけれどドラが入るとメンツになって他で頭を作る必要が出てきます。
あとはや、などを引いてくると678の三色同順の可能性も出てくるのは考えておきたい所です。
理想はメンタンピン三色ドラの跳満でこんな形。
リーチロン ドラ
こんな形になるのはレアですが、ピンフ狙いで進めていきたい所です。
では、これを踏まえた上でツモと捨牌を見てみましょう。
ツモ 打
ツモ 打
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ 打
となってこの手牌
ドラ七巡目手牌
この手牌のブロック数を数えてみるとで1つ、でのリャンカン受けで1つ、で引きの2ブロックかのどちらかアンコ+頭の2ブロック、にくっつけて1ブロック、で1ブロックの6ブロックあることになります。
は下家と対面の安全牌、上家にも通りそうな牌で持っているそうですが、安全性を求めるのであればターツくらいは切っておいて、安全牌をもうちょっと抱えておいてもいいのでは?と感じました。
さすがに6ブロックは抱え過ぎに見えます。
では、ツモと捨牌に戻ります。
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ 打
この切ったに下家からチーが入ります。
ここで他家の捨牌に注目です。
対面捨牌
この捨牌のうち、手出しがで、特にの早切りには受けや受けがあるケースが多く、このケースに限っては捨牌にがあるため受けの形が否定できて受けがあるんじゃないか?と想像できます。
対面の手牌は
ドラ 対面手牌
と、まだ受けが残っています。
次に上家の捨牌を見てみましょう。
上家捨牌
この捨牌の手出しがでターツ手出しでより良いターツが手牌にある(リャンメン、ドラ入りターツなど)のをあらわしていて、ターツ落としの後の切りはまわりの牌があるのをあらわしています。
上家の手牌は
上家手牌
となっており、リャンメンターツが残っているイーシャンテンでした。
では、実際の手順に戻ります。
村上さんの切ったが下家にチーされた後、上家の切ったに下家からロンの声。
下家の手牌は
チー ドラ下家手牌
食い(鳴き)タンヤオの1000点でした。
ここで下家の捨牌を見ると
下家捨牌
捨牌のうちが手出しで先に切られそうなが後から切られていて、このまわりの牌がありそうだというのがわかります。(アンコ、トイツ)
村上さんは「絶対遅そう」と語っていましたがチーテン(チーしてテンパイ)の1000点でした。
今局の村上さんのように、テンパイスピードが遅そうな手牌になったら、6ブロックで持ち過ぎたりせず、もう少し安全牌を抱えて進行するのを自分はおすすめします。(常に安全牌を2、3枚持っておくイメージ)
今回のまとめ
・ターツ落とし(今回は切り)がある時、それより好形(リャンメンなど)やドラ入りターツやドラ受け、三色同順などの手役が手牌にある証拠
・テンパイできなさそう、テンパイスピードが遅そうな時はブロックを持ち過ぎず、安全牌をその分持っておく