元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

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点数計算をわかりやすくしてみた3(符計算のしくみ3)

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今回の話は「点数計算をわかりやすくしてみた」「点数計算をわかりやすくしてみた2」

の続きになりますのでまだの方は最初からご覧ください。

 

後は待ちによる+される符がある。

14:リャンメン(両面)待ち

23m、45p、78sといったリャンメン待ち

これは0符

15:シャンポン(シャボ)待ち

11m東東、22p88sといったトイツ(対子)+トイツの待ち

これは0符

 

16:カンチャン待ち

13m、35p、79sといった間の牌を待つカンチャン待ち

これは2符

17:ペンチャン待ち

12m、89pといった3や7の牌を待つペンチャン待ち

これは2符

18:タンキ(単騎)待ち

1m、白という同じ牌をあと1枚で頭になるタンキ待ち

これは2符

 

この14~18の待ちに対して、ロンなら0符ツモなら2符

+される。(ロンは愚形待ちにしか符が付かない

ここで大事な原則がもう1つある。

待ちが複数ある時、高い符の方を取って良い

というもの。

 

222m34556p55588s ツモ4p

こういう時、待ちを35pのカンチャンと56pのリャンメン待ちに

取れるが、待ちが変わっても役が変わらない為、

35pのカンチャン待ちとして計算しても良い

 

これをリャンメン待ちで計算すると

20(基本)+4(アンコ)+4(アンコ)+2(ツモ)

=30符のタンヤオ・ツモの2翻

子の場合、30符2翻で2000点になる。(500-1000)

 

カンチャン待ちで計算した場合、

20(基本)+4(アンコ)+4(アンコ)+2(カンチャン)

+2(ツモ)=32符→一の位切り上げで40符

子の40符2翻は2600点になる。(700-1300)

 

では実際に門前ロンの計算をしてみよう。

22456m345678p35s 4s ロン ドラ2m

この手をダマテン(ヤミテン)でロンしたとする。

30(基本)+0(22m)+0(456m)+0(345p)+0(678p)

+2(35s)=32符→一の位切り上げで40符

役はタンヤオ・ドラ2の3翻

 

子で40符3翻の場合、翻数の分だけ2をかける。(×2の3乗)

今のルールでは場に2翻付いているルールにつき(場ゾロ)、

この2翻分も2をかける。(×2の2乗)

子のロンアガリの場合、親の分(親は子の2倍支払う)+子2人分で

×4(子4人分)する。(親は子の1.5倍の点数の為、親のロンは×6する)

40×2×2×2(翻数)×2×2(場の2翻)×4(子の時)=5120

十の位切り上げで5120→5200点

子の40符3翻は5200点となる。

計算式だけなら小学生でもできる

 

次はリーチしてツモった時の親の計算をしよう。

123456m34566p78s  リーチツモ9s ドラ1m 裏ドラ白

役はリーチ・ピンフ・ツモ・ドラの4翻

符はツモピンフの時、20符固定

親の20符4翻のツモの場合、

20(固定)×2×2×2×2(4翻)×2×2(場の2翻)×2(親だから)

=2560

十の位を切り上げ→2600点オールとなる。

これがツモアガリではなくロンアガリなら、

2560×3(子3人分)=7680→

十の位切り上げで7700点になる。

 

符計算できると何がいいのか?と思う人がいるかもだが、

オーラス(南四局)、微差の時の計算ができるかできないかの差が大きい。

例えば、オーラスにこんな条件だったとする。

東 24900

南 26900

西 23600(自分)

北 24600

トップ目が26900点、西家の自分が23600点で3300差。

ノミ手(ツモのみとか)でも2着に浮上できる。

そんな自分の手牌が

234m12367899p45s ドラ2p

だったとして、リーチすればメンピンドラ(リーチ平和ドラ)

3900でどこから出てもトップやん!

と思った人は要注意。

ここはダマでツモれば700-1300(ツモ平和ドラ)

で+2700点になり、トップ目が-700点の

2700-(-700)=3400点差をまくれる。

リーチせずとも逆転のチャンスは大きいのに

わざわざリーチをかけてアガリの可能性を低くする必要がない。

ダマでトップ目から2000点直撃の可能性もわずかながらある。

トップ目からリーチ棒が出たりするならなおさらダマ。

 

 

のように、点数計算ができるかどうかが運命の分かれ道になる

ケースも時々ある。(小場ならこういうオーラスが多い)

何より、選択肢の幅を自ら狭める事が

自らを少しでも不利にしている現実を知っておいて損はない。

これによって少しでも点数計算(符計算も)に対する苦手意識が

無くなってくれるのを願いたい。

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