前回、計算する時の大前提がいくつかあると言ったが、
それをまずはおさらいしてみよう。
・門前ロンは基本符が30符(基本符に牌の組み合わせで+する)
・他の場合は基本符は20符(例外として鳴いた平和の形は30符)
・ツモピンフは20符固定(それ以上符が増減しない)
・点数の十の位は切り上げ(5120→5200になるとか)
・符の一の位は切り上げ(22符も28符も30符に切り上げ)
この基本符の20符の事を副底(フーテイ)と呼ぶが、
別に覚える必要はない。
門前ロンの場合、この副底に門前加符(メンゼンカフ)と言って+10符さ
れるが、これも覚える必要はない。(ならなぜ言った??)
符計算の際、牌の組み合わせとアガリ形(ロンかツモ、リャンメン待ちかカンチャン待ちか等)によって基本符に+される符が変わる。
最初に牌の組み合わせによる符について例を挙げて説明する。
1:19字牌のアンコ(暗刻)
マンズ・ピンズ・ソーズの1と9と字牌(東南西北白発中)のアンコ。
例:111mや東東東をポンしない3枚
これは8符
2:2~8牌(中張牌)のアンコ(暗刻)
マンズ・ピンズ・ソーズの2~8の牌のアンコ。
例:222mや555mをポンしない3枚
これは4符
3:19字牌のポン(明刻)
マンズ・ピンズ・ソーズの1と9、字牌(東南西北白発中)のポン。
例:1mポンや東ポンした3枚
これは4符
4:2~8牌(中張牌)のポン(明刻)
マンズ・ピンズ・ソーズの2~8の牌のポン。
例:2mポンや2pポンした3枚
これは2符
1~4を見て、2つ気付く事があるだろう。
19字牌が2~8牌になると符が半分になる。
もう1つは、アンコがポン(ミンコ)になると符が半分になる。
ということは、19字牌のアンコが2~8牌のポン(ミンコ)
になると符が4分の1になる。
5:シュンツ(順子)
マンズ・ピンズ・ソーズの123mや345p、789sなどの横並びの3枚
これは0符(鳴いても0符)
6:19字牌のアンカン(暗槓)
マンズ・ピンズ・ソーズの1と9、字牌のアンカン(手牌に4枚)。
符が一気に上がる為、安手でも1飜アップくらいの点数になるメリットも。
例:1111mのアンカン、東東東東のアンカンの4枚。
これは32符
7:2~8牌(中張牌)のアンカン(暗槓)
マンズ・ピンズ・ソーズの2~8の牌のアンカン(手牌に4枚)。
例:2222mのアンカン、8888sのアンカンの4枚。
これは16符
8:19字牌のミンカン(明槓)
マンズ・ピンズ・ソーズの1と9、字牌のミンカン(鳴く方のカン)
例:1111mのミンカン、東東東東のミンカンの4枚。
これは16符
9:2~8牌(中張牌)のミンカン(明槓)
マンズ・ピンズ・ソーズの2~8の牌のミンカン(鳴く方のカン)
例:2222mのミンカン、8888pのミンカンの4枚。
これは8符
ここで1~4で出てきた法則と同じものがあると気付いた人も
いるだろう。
19字牌が2~8牌になると符が半分になる。
もう1つは、アンコがポン(ミンコ)になると符が半分になる。
↑この2つ
6~9はカンについてだから、
アンカンがミンカンになると符が半分になる。
10:19オタ風(役牌にならない字牌)の頭(2枚)
マンズ・ピンズ・ソーズの1と9、オタ風(南場・東家の西北など)の頭。
例11m、東家、南家、西家の北北など。
これは0符
11:2~8牌(中張牌)の頭
マンズ・ピンズ・ソーズの2~8牌の頭。
例22m、88sなど。
これは0符
12:役牌(風牌と三元牌)の頭
自分にとって役牌になる風牌(東場の東、西家の西など)と三元牌(白発中)の頭。
これは2符
13:連風牌(ダブ東・ダブ南)の頭
東場の東家の東(いわゆるダブ東)、南場の南家の南(ダブ南)の頭。
場所によって4符の場合あり(2符となるルールと混在)
10~13を見てわかるのは、
自分から見て役牌になる字牌の頭しか符は付かないということ。
しかも、例外(13)を除いて2符。
役の1つに平和(ピンフ)があるが、役牌が頭だと平和にならない
という決まりがあるのはその為。(頭に符が付くから)
ピンフの時に符は+されない。(シュンツ4つ+頭)
門前ロンでは30符のまま、ツモピンフでは20符のまま。
リャンメン待ちとロンアガリでも実質、符が+されないのも
ピンフの形とセットで覚えておくと良いかもしれない。
今回はここまで。
どういう形が何符になるのか、それをパッと言えるようになるのが理想。
次回は実際に符計算して点数を導く手順です。
今回のまとめ
アン○○→ミン○○は符が半分
例:19字牌のアンカン32符→19字牌のミンカンだと16符
字牌のトイツは自分から見て役牌になるものにしか符がつかない(他は0符)
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