元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

元メンバーの麻雀講座と独り言

配牌から見た方向性#3

f:id:TCCdesu:20210506001324j:plain

今回も前回、前々回に引き続き配牌をもらってから第一打を切るまでに考えることに注目して話を進めていきます。

パターン11

667m2235p13348s西発 ドラ6p

まず3トイツの形から想定されるのはチートイツ、アンコが増えればトイトイ・三暗刻
トイトイ・三暗刻になる時はその先の四暗刻の可能性も追いかける。
手牌の形だけを見ればトイツ系の手役を見たくなる所だが、ツモ牌によってはタンピン(タンヤオピンフ)狙いも考える。
例えば5-8mや4p、6pや2-5s引きならタンピンやそこから伸びたイーペーコー形も意識。
前回も出てきたが、ツモ牌によって方向が大きく違う(逆になる)手牌。
マンズで1~2メンツ、ピンズで頭+1メンツ、ソーズで1~2メンツの構想で第一打は1s。

具体的にはこんな形

6677m2233p1133s西 西ロン ドラ6p チートイツで子1600 親2400

666m222p33388s西西 西ロン ドラ6p トイトイ・三暗刻の満貫

667788m22456p34s 2sロン ドラ6p タンピン・イーペーコー・ドラの満貫

678m22345p23344s 2sロン ドラ6p タンピン・イーペーコーの子3900 親5800

 

パターン12

1m347788p4556s東西 ドラ7p

これは門前(メンゼン)よりも食いタン(鳴きタンヤオ)・ドラ2で子3900・親5800をアガリにいっても良いくらいの手。
門前でテンパイした場合は別だが、7pポンや8pポンから入って他をチーしていくとテンパイスピードも早くアガリの可能性は高い。
タンヤオには関係のない1mが第一打。

具体的にはこんな形

23477p45566s 7sロン 888pポン ドラ7p タンヤオ・ドラ2で子3900 親5800

3488p445566s 2pロン 777pポン ドラ7p タンヤオ・ドラ3の満貫

 

パターン13

1367m118p99s東発発発 ドラ5s

発アンコで鳴いて1000点も悪くはないが、チャンタやホンロウ・トイトイや三暗刻、1のトイツが増えれば三色同刻も。
門前(メンゼン)でテンパイするとツモって満貫も見える。
チャンタ狙いになると赤やドラを使いづらいテンパイ形になる可能性が高いので、切る際に注意。(下家の染め手など)
第一打は6m。

具体的にはこんな形

13789m11p999s発発発 2mロン ドラ5s 発・チャンタで子6400 親9600

1199m発発発 9mロン 111pポン 999sポン ドラ5s 発・ホンロウ・トイトイで満貫

1199s発発発 1sロン 111mポン 111pポン ドラ5s 発・ホンロウ・トイトイ・三色同刻の跳満

 

パターン14

44567m67p23r5679s ドラ4s

配牌からイーシャンテンの特別早い種類の配牌。
567の三色が5pを引くだけで完成し、タンピンも4s引きで成立。
仮に1s引きでもリーチ・ピンフ・三色・赤の満貫が見えて一発やツモ・裏ドラ次第では跳満・倍満も射程圏内に。
この手が5-8p待ちのテンパイになった際、5pと8pのどちらでアガるのかで今後の押し引きが微妙に変わる。
不調時にもこういった高くて早いテンパイになりやすい時があるので注意。(テンパイ止まり)
第一打は9s。

具体的にはこんな形

44567m567p23r567s 1sリーチ・ロン ドラ4s リーチ・ピンフ三色同順・赤の満貫

44567m67p234r567s 8pリーチ・ロン ドラ4s リーチ・タンヤオピンフ・赤・ドラの満貫

 

パターン15

267m168p238s東北白白 ドラ西

最初に見えるのは白の子なら1000点。
8sに6sや7sがくっついてくれば678の三色も考えたり、ドラを引いて重なれば白・ドラ2の子なら3900狙い。
67mで1ブロック、68pで1ブロック、23sで1ブロック、白ポンで1ブロックで残りの牌を重ねて頭を作る。
基本的には他家の高い手やリーチを流す為のかわし手だという意識で。
第一打はメンツに関係のない1p。

具体的にはこんな形

678m56p123s北北 ロン4p 白白白ポン ドラ西 白の子1000 親1500

678m456p23s西西 ロン1s 白白白ポン ドラ西 白・ドラ2の子3900 親5800

678m678p12368s白白 ロン7s ドラ西 三色同順の子2600 親3900

配牌を手にした時、配牌から何通りの手役を想像できるのかがその人の実力を問われる場面の1つだと思います。
見えている手役を追いかけるのは誰でもできますが、そこから二歩先、三歩先の手牌をどれだけ想像できるのかが勝敗を分ける場面だってあります。

 

 

にほんブログ村 その他趣味ブログへ
にほんブログ村