元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

元メンバーの麻雀講座と独り言

配牌からの構想

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今回は木原浩一プロが登場した「麻雀の匠」木原浩一#1の内容に沿ってお送りしています。
画像はなぜか四風連打で流局なんですけどね。(違)

https://youtu.be/UzbVUwIt_-Q
↑動画はこちら


東1局西家、ドラは4p。
配牌が

489m467p68s南北発発中 ドラ4p

ここから想像できる手役はドラ4pを生かしたピンズのホンイツで発・ホンイツ・ドラの満貫。
ピンズの枚数が少ないものの、発以外の字牌が重なればピンズは1、2ブロックでもホンイツは可能。
あとは678の三色同順や789の三色。
他はシンプルに4m、467p、68sあたりを生かしたタンピン(タンヤオピンフ)。

例えば

45567p南南 3pツモ 北北北ポン 発発発ポン ドラ4p 発・ホンイツ・ドラの満貫

44678m67p678s発発発 8pロン 発・三色同順の親7700、子5200

34588m34567p678s 2pリーチロン メンタンピンドラの満貫

 

一巡目1sツモ ツモ切り

二巡目8pツモ 打8p

三巡目4sツモ 打北

四巡目9sツモ ツモ切り

五巡目南ツモ ツモ切り

六巡目北ツモ ツモ切りでこの北を下家(右側の人)がポン(下家は北家で自風牌

その後対面(トイメン)が切った7sを下家がまたポン

七巡目7mツモ 打8s 下家に7sポンされて7sは残り一枚だからでこんな手牌


34789m4678p46s発発 ドラ4p

ソーズかマンズが埋まればテンパイになります。

八巡目6sツモ 打4sで

34789m4678p66s発発

の手牌になりますが、3pや5pを次にツモってきた時は

 

34789m34678p66s発  3pツモ時

34789m45678p66s発  5pツモ時

発を落としてピンフの役ありに変化してリーチなら3900以上の手になります。
リャンメン、リャンメンのイーシャンテンなら字牌の頭を落としてピンフがついて高くなって好形になります。(逆に言えば、字牌のトイツ落としリーチはリャンメン以上の待ちの可能性高し)


九巡目5mツモ 打4pリーチの

345789m678p66s発発 ドラ4p

発が高目(点が高くなる方)で2600点、安目の6sなら1300点のリーチです。

このリーチがどうなったかというと、17巡目に発ツモの

345789m678p66s発発 発リーチツモ ドラ4p 裏ドラ発

の、裏ドラ発が三枚モロ乗りの3000-6000の先制点にしてはちょっと大きなアガリを手にしました。

こんなアガリをすると少し舞い上がってしまう人もいるかもしれませんが、この乗った裏ドラ三枚がたまたま乗っただけのものなのか、あるいはアガリを重ねて状態が良くなってからのものなのかを判断しておく必要があります。

 

今回のケースは東1局で前にアガリが出ていないのでたまたま乗っただけのアガリです。
こんなたまたま裏ドラが乗った時のツキは宙に浮かんでいるような、次はどこへいくかわからない流動的なツキなのでこの後のアガリに注目する必要があります。

つまりこの後アガった人にこの裏3が乗るくらいのツキを持っていかれるおそれがあるということです。
要は今後の展開に要注目なわけです。


そして自風の北ポンをした北家ですが、捨て牌はこうなっていました。


中  2s  7m 東 5p 8p(北ポン)

8s(ポン)6s 東 8m 東 2m

3p  7m 5s 1p


ドラが4pで5巡目から打5pは少し注意したい打牌です。
北ポンから入った鳴きでドラとなりの5pの切り出しがちょっと早いのはドラ4pがトイツ以上の可能性を疑います。

つまり下家の鳴きは北のみ1000点よりも北ドラ2の3900点以上の可能性が高いかもしれないわけです。
実際の下家の手牌は

45m44567p 北北北ポン 7s7s7sポン ドラ4p

となっており、北ドラ2の3900点のテンパイでした。

 

今回のまとめ

字牌(特に役牌)が頭の時、リャンメン、リャンメンのイーシャンテンなら頭を落としてピンフに手替わりで高くなってリャンメン以上の好形に変化する(字牌のトイツ落としリーチは好形テンパイの可能性が高い)

・いきなり裏ドラが三枚乗るようなアガリが出た時、そのツキはたまたま来たものなのかあるいはアガリを重ねた上の状態が良くなった時のツキなのか判断する必要がある(他者に移動しやすい流動的なツキ)

・ドラのとなりの牌を早い巡目で切ってきた時、(ドラ4pなら3pか5p)ドラをトイツ以上で持っている可能性が高くなる

 

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