元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

元メンバーの麻雀講座と独り言

役牌

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今回は役牌について語っていきます。
役牌はポンやアンコにするだけで一飜が確定し、アガリの権利を得られる牌です。

役牌と一口に言ってもその種類は色々あります。
まず自風牌(西家の西、北家の北など)、次に場風牌(東場の東、南場の南など)、あとは三元牌(白・発・中)。

風牌と場風牌が重なると(東場の東家の東、南場の南家の南)、ダブ東、ダブ南と呼ばれます。
主に歌舞伎町で行われている東風戦では常に西も役牌で、西家にとっての西はダブ西になります。


たとえば、役牌が配牌からアンコで手牌に入ると、何を考えるでしょうか?
具体的にこんな手牌

三萬三萬三萬二筒三筒七筒五索八索八索西中中中

この手牌であれば、3mアンコで1ブロック、23pで1ブロック、中アンコで1ブロック、7pか5sにくっつけて1ブロック、8sトイツが頭でメンツは足りている計算になります。
赤やドラなどをくっつけてリーチしてツモれば満貫は射程圏内です。
他にも裏ドラが乗ったり、一発などが絡んでも満貫にはなります。

ガリ形の例は


三萬三萬三萬二筒三筒四筒六筒七筒八索八索中中中 リーチツモ八筒 ドラ六筒 裏ドラ四索

三萬三萬三萬二筒三筒四索五索六索西西中中中 リーチツモ一筒 ドラ六筒 裏ドラ四索


他にもメンゼン(門前)で役牌がアンコの場合、四枚目の牌を持ってくるとアンカンができ、19字牌のアンカンをするだけで+32符(実質40符アップ)でアガリ点数が大きくなります。

役牌アンコの時と役牌カンの場合でアガリ点数を比較してみます。
役牌アンコの場合

六萬七萬八萬四筒赤五筒六筒八筒八筒五索六索發發發 ロン七索

この手の場合、発・赤の子で2600点の手になります。
これが発アンカンの場合は

六萬七萬八萬四筒赤五筒六筒八筒八筒五索六索 ロン七索 アンカン裏發發裏

発アンカンの場合も発・赤の70符二飜で子4500点になります。
このケースはアンカンするかしないかで2000点近く変わるわけです。
ただしこの役牌アンカンは他家の手のスピードが遅いと判断した時だけアンカンをおすすめします。
字牌のアンコは攻めだけに使う牌ではありません。

 

次は役牌を受け(守備)に使う場合です。
他家からリーチが入って安全牌がまったく無い時、自分の手のスピードが遅く、攻めるほどの手ではないと判断した時、その時初めて役牌を安全牌代わりに切ることを考えます。

他家リーチの捨牌がこんな時

 九筒一萬西北九索一索
 發白リーチ

こんな捨牌でリーチが入った時、どれが当たり牌になるのかスジで絞るにしても絞りきれません。
そのリーチが入った時の自分の手牌が

四萬伍萬六萬六萬五筒五筒五筒五索五索六索白白白

こんな手牌の時一枚引いてテンパイするとリーチに押す選択も出てきますが、イーシャンテンから何でも切って押すわけにはいきません。
100%オリではないですが、いったん白のアンコ落とし(三枚切る)でタンヤオへの手替わりも見ながらまわる(オリずに手を組み直すこと)選択もあります。

6mに5mや7mがくっついたり、5sに4sや7s、5sなどが複数くっつけば、タンヤオでテンパイする可能性も0ではありません。

上記のように、役牌ひとつとっても攻めにも受けにも使える、便利な牌だというのがお分かりになるでしょうか?


今回のまとめ

・役牌アンコのメンゼンなら、満貫は射程圏内(リーチ・ツモ・役牌・ドラなど)

・役牌のアンカンは大幅な点数アップ(他家の進行が遅い時がおすすめ)

・安全牌がなく、イーシャンテンからリーチに押したくない(押せない)時に役牌アンコ落としはある(タンヤオへ手替わりなど)

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