構想
先日公開された麻雀の匠で近藤誠一プロが配牌をもらってからの思考を語っていらっしゃいました。
容姿だけで言えば、どこぞのサラリーマン？あるいは反社？（近藤さんごめんなさい）と疑ってしまいそうなお方ですが、
彼が打つ時には感性と理論を用いているとよく言われています。
では麻雀の匠#１の東１局南家での配牌を見てもらいましょう。
１５６ｍ９ｐ１１３３７９９ｓ南発中 ドラ３ｓ
第一ツモがドラの３ｓで３トイツあることからチートイツが本線に見えます。
シンプルにリーチ・ツモ・チートイツ・ドラ２の跳満やホンロウ・チートイツ、メンホン（門前混一色）・チートイツでリーチしても跳満以上が見えています。
具体的にはこんな形
１１ｍ１１３３７７９９ｓ南中中 南リーチツモ ドラ３ｓ リーチ・ツモ・チートイツ・ドラ２の跳満
１１９９ｍ９９ｐ１１９９ｓ南南中 中リーチロン ドラ３ｓ リーチ・ホンロウ・チートイツの跳満
１１３３７７９９ｓ南発発中中 南リーチロン ドラ３ｓ リーチ・メンホン・チートイツ・ドラ２の倍満
ソーズ７枚＋字牌３種でホンイツ・ドラ２や字牌を重ねてポンしたホンイツ・役牌・ドラ２の鳴いても満貫以上は狙える手です。
南・発・中がどれも自分にとって役牌なのもポイントです。（南が自風）
具体的にはこんな形
３３６７ｓ ８ｓツモ １１１ｓポン ９９９ｓポン 南南南ポン ホンイツ・南・ドラ２の満貫
３３７８９ｓ発発 発ロン １１１ｓポン 中中中ポン ドラ３ｓ ホンイツ・発・中・ドラ２の跳満
あるいは門前（メンゼン）で手組みする時はチャンタや純チャン、ソーズや字牌をもっと引けばソーズのメンホン（門前混一色）の可能性もあります。
具体的にはこんな形
１３ｍ１１２２３３７８９ｓ南南 ２ｍロン ドラ３ｓ チャンタ・イーぺーコー・ドラ２の満貫
１１ｍ７９ｐ１１２２３３７８９ｓ ８ｐロン ドラ３ｓ 純チャン・イーペーコー・ドラ２の跳満
１１２３３７７８８９９ｓ発発 ２ｓロン ドラ３ｓ メンホン・チャンタ・イーぺーコー・ドラ２の倍満
動画内では近藤さんの打牌はこんな感じでした。
配牌が
１５６ｍ９ｐ１１３７９９ｓ南発中 ドラ３ｓ
ツモ牌が
３ｓ ３ｍ ７ｍ ４ｓ 白 １ｐ ４ｍ ８ｍ ６ｐ ８ｓ ２ｍ ５ｓ ７ｓ ７ｍ 白 ４ｓ ３ｍ
で、捨て牌が
１ｍ ３ｍツ ９ｐ 発 中 １ｐツ 南 白 ６ｐツ ９ｓ ２ｍツ ４ｍ ７ｓツ 白ツ ８ｍ ３ｍツ ツはツモ切り
となるのですが、実際にツモ牌と打牌選択について追いかけるのは次回で。
