元メンバーの麻雀戦術と打ち方講座

元メンバーの麻雀講座と独り言

捨て牌#2

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今回も捨て牌から相手の狙いをよく考える訓練といきましょうか。

1m 9s 東 6m 6m 4m 5m 2m 2m 4s 西 東 発 4m 中 南  ドラ4s

これはピンズのホンイツチンイツのどちらかでしょうね。
19字牌の出かたがもう少し遅ければ国士無双の可能性も出てきますが、前回も言ったように場に何枚切れの字牌が出たかでその危険度、進行度合いを見るようにしましょう。

この人の手牌は

1145667999p北北北 ドラ4s

こんなテンパイが入っていました。


では、次の捨て牌を見てみましょう。

9m 白 1s 1s 5s 南 5m 9s 2m 南 3p    ドラ9s

上の捨て牌の場合、マンズ・ピンズ・ソーズのどれも平均的に切られており、字牌も同様です。
5s切りが少し早く、ソーズメンツが完成しているか、リャンメンターツがあるかのどちらかの可能性が高く見えます。
他には13sや79sのスジひっかけのケースもあります。
ただ8巡目のドラ9s切りがあり、ドラが手の内にあるならドラを頭にする方が自然です。(799sなら7s切りが自然)
残りのソーズは4r55s、r556sからのリャンメン固定の3-6s、4-7s待ちだけ注意していればいいでしょう。

5sの早切りには235sからの5s切り、578sからの5s切りのリャンメン受けの形をよく見ますが、今回は捨て牌に1sがあるので23sのケースはなくなります。
また、同じく捨て牌に9sがあるので78sのケースも消せるので、ソーズメンツはr56sの4-7s待ち以外は完成の可能性が高そうです。

この捨て牌の場合、最初に思いつくのはピンフで、上の牌(9に近い牌)があまり切られていないので上の三色(678、789)の可能性を頭に入れておくといいでしょう。

これと同様に下の牌(1に近い牌)があまり切られていなければ下の三色、真ん中(456)があまり切られていなければ456の三色の可能性を考えます。

実際の手牌は

r567m1156789p789s ドラ9s r=赤牌 

こんなピンフ・赤・ドラのテンパイでした。


では、次の捨て牌を見てみましょう。

1m 7s 7p 8p 1s 白 北 3p 7s 西 4s 4m(8sポン) 9p 2s  ドラ8s

 

上の捨て牌ではドラそばの7s切りが早く、ドラをトイツ以上で持っていただろうと推測できます。(ドラ周辺が0の場合もあり)
案の定、12巡目にドラポンが入った形になりました。
中張牌(チュンチャンパイ:2~8の牌)のポンが入り最初に考えられるのは食いタン(鳴きタンヤオ)です。
タンヤオ・ドラ3(赤が混じっても可)で簡単にマンガンになる、食いタンありルールでは難易度が低い割にお得な役です。

特に雀荘のフリーでタンヤオ・赤3のアガリで鳴きでも赤にチップがつくルールでツモればチップ3枚オールになり、1アガリでチップ9枚のプラスになります。
雀荘によってはトップ1回分くらいのチップになるのでこれを逃さない手はないでしょう。

チップのないルールであっても鳴いてタンヤオ・ドラ2で子なら3900、ドラ3なら8000点のアガリで、このくらいの点数なら着順1つくらいの差に影響するアガリになります。

実際の手牌は

33678m34p234s 888sポン ドラ8s

ポンする前の手牌は

334678m34p23488s

となっており、234の三色同順タンヤオピンフも見える形からの8sポンテン(ポンしてテンパイ)でした。

 

今回のまとめ

・早めの5切りは235からと578からの5切りのリャンメン固定があり、捨て牌等と組み合わせて可能性を消していく

・5切りは135と579からの5切りの可能性があるが、ドラが何かによってその可能性を考える

・捨て牌に上(9に近い側)の牌が切られていなければ上の三色(678・789)、下(1に近い側)が切られていなければ下の三色(123・234)、真ん中(456)の牌が切られていなければ456の三色を疑う

・鳴いてタンヤオ・ドラ3(赤入りも可)のアガリはよく出る鳴き仕掛けで赤にチップがつくルールでツモるとチップ的に大きいアガリになる

・ドラそばの牌の早切りはドラトイツ以上を疑う(あるいはそのまわりが0かのどちらか)

 

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