けんちゃん#2
今回も赤坂ドリブンズ所属の園田賢プロの登場した「麻雀の匠 園田賢#2」の内容に沿ってお送りしています。
ネタバレが嫌な方は、こちらから先に動画をご覧ください。
https://youtu.be/68S1lvvA3xI
前局は下家リーチに園田さんがドラで放銃して5200点の失点となりました。
ロン ドラ 裏ドラ 下家手牌
その次局の東二局、南家の園田さん目線で進めていきます。
配牌は
南家配牌
配牌を見ると北が頭で目指すのはピンフ、やを引いてきたりすれば234の三色同順を意識して進めたい所です。
アガリの例は
ロン ドラ
リーチロン
これをふまえた上で、園田さんの手順を追いましょう。
ツモ 打
ツモ 打
ツモ ツモ切り
ツモ ツモ切り
ツモ 打
ツモ 打
となってこの手牌
六巡目手牌
こうなると引きでテンパイになるイーシャンテンになりました。
この手牌のソーズ部分に注目して欲しいのですが、こんな連続形にを引けばリャンメン受けか三面受けになって、今より良い形になります。
引きの場合、引きならテンパイ、引きならリャンメン受けになります。
ここで園田さんが捨牌を見てが一枚、が二枚見えていて、ソーズからの変化が少し乏しくなったと言っています。
その後次巡ツモ 打リーチが入ります。
南家リーチ手牌
そして一発で上家からが出てリーチ・一発・赤2の満貫をアガりました。
リーチロン ドラ 裏ドラ
この一発でを切った上家がこんな手牌でした。
ドラ
こんなタンヤオ・ドラのイーシャンテンでオリるにも現物(リーチ者の切っている牌)がしかなく、オリるにオリられない形でした。
以前、放銃(ロン)を怖がる必要はない、と言いましたが、こんな放銃はあまり良くない放銃です。
これがテンパイから放銃であればまだ良いのですが、まだイーシャンテン、しかも自分の不要牌が相手の当たり牌になっていて、これは放銃者があまりツイてない時の放銃になります。
この放銃後の上家のツキはあまりない状態になります。
この人が今後リーチ合戦になると高確率で負けたり、一発で相手の当たり牌を引いてきたりします。
今局後の上家さんが心配です。
他家の捨牌を見てみましょう。
北家捨牌
園田さんの対面の北家ですが、手出しはで、これはピンズの一色手(ホンイツかチンイツ)と見ていいでしょう。
あとは相手の役牌やピンズの何を鳴いたのかに注意して進めたい所です。
北家の手牌は
北家手牌
西家の捨牌は
西家捨牌
この捨牌はあまり特徴がないと思われるかもしれませんが、捨てられている数字に注目すると9、8、7、8、5、6、と真ん中(5)から上の方(789)ばかりが切られていて、下の三色同順狙いで進めているのが見えます。
西家の手牌は
西家手牌
123の三色を目指している手牌でした。
今回のまとめ
・イーシャンテンでオリられずツモ切った牌でロンされる時はあまりツキがない時(テンパイから放銃はまだマシだが、イーシャンテンからは良くない)